2005年11月18日
平成永世まんだら紀行  
宮島、広島篇

東京駅駅弁

広島駅2F『麗ちゃん』

スペシャルミックス
広島駅から山陽本線に乗り込み20分ほどで宮島口へ。そこからフェリーに乗り、群れ飛ぶかもめを激写していると
という間に対岸の宮島桟橋に到着。餌を求め近寄る鹿を追い払いながら、参堂を行く。
さすが世界遺産、修学旅行の学生及び、老若男女の観光客で溢れ返っている....というのはちょっとオーバーで、丁度良い人出である。次第に名物の牡蠣を焼く香ばしい匂いがしてくる。さっきお好み焼きを食べたばかりなのに、もう涎が口の中に溜まっていく。せめて、せめて神社を見てからにと、ここは我慢の子であった。

15分ほど歩くと神社の入り口に到着。幾ばくかの参観料を支払い、厳島神社に詣でる。この時午後2:00。かの有名な大鳥居も神社も未だ海の中から立ち出でている。しかし、立派なものだというのはわかるのだが何故か乗り切れない。期待していたほどの事は無いという感じ。少なくともこの時の印象は...。

大鳥居が海の中から完全に姿を現す干潮まで、まだ数時間あるので、我々は紅葉谷公園に向かった。
行く道すがら、出来立てのもみじ饅頭を立ち食いする。
これが
美味〜〜〜い!
甘みを抑えた温かい餡子と今まで出会った事の無い皮の香ばしさ。普段もみじ饅頭など食さないが、
これなら1日5個はいける...と、5年前なら言っていただろう。

秋真っ盛りの紅葉谷公園はさすがに紅い!今年初めて見る本格的な紅葉に、心弾む。30分ほど紅葉狩りを楽しんだ後、ロープウェイで標高530mの弥山(みせん)山頂へ。ここは古くから、山岳信仰の御神山として 崇められてきたということで、
頂上から 30分ほど歩けば神社などもあるようだったが、時間がなく断念。展望台からの眺めを見る事に専念した。
この眺めが、素晴らしかった。いつの間にか頭の中に出来上がっていた、瀬戸内海に浮かぶ島々のイメージとばっちり合致。 遠くに白く浮かぶ島影を見て御伽噺の世界に没入する。そこには青鬼や赤鬼が棲んでいる...はずだ.。

弥山からロープウェーで下山すると待望の『焼きがきのはやし』へ文字通りダッシュ!
ここはかきの有名店。午後4:30で閉まってしまう!ハアハア言いながら店に飛び込み生がきと焼きがきを注文。
これはほんとうに、
美味〜い!と、叫びそうになった。生がきは身が大きくぷりぷりしていて、東京の居酒屋で出てくるものとはまったくの別物。 焼きがきは、まだ熱い殻を開けると、閉じ込められていた香ばしい風味があたりに漂い、身を舌に乗せるやいなやこれが体に浸透していく。大満足であった。
ちなみに生がき4個で、1300円。焼きがき5個で1050円(確か...)。これはお得感あり。

17時近く、厳島神社に舞い戻る。海は干潮を迎え、大鳥居は海の中から、完全に姿を表していた。人々がその周りに集まっている。この光景は良かった。他の人々にならい、我々も鳥居に近づき直に触れてみた。後ろを振り返ると平舞台が夕陽に淡く染まっている。”だから世界遺産なんだ”と二人で納得しあった。

焼きがき

明治34年創業うえの

『うえの』あなごめし

平和大通りの魚

夕暮れの厳島神社を堪能した我々は、陽が完全に落ちると宮島桟橋に向かいフェリーに乗った。 
15分ほどで宮島口に着き、明治34年創業あなごめしの老舗、『うえの』へ向かう。
店内は創業当時の面影を残した、落ち着いた日本家屋といった風情。下町風で嬉しくなった。
1400円のあなごめしを食す。正直、うなぎを食べなれた静岡県出身の僕は、”あなご”なんて所詮亜流とたかをくくっていたが、ほんとごめんなさい。甘すぎないタレを絡めたアナゴがたっぷりのったどんぶり。少し軽い感じのウナギといった食感。これが本当に、
美味〜〜〜〜い!!
久しぶりにがっついてしまった。

山陽本線で広島市内に戻り、全日空ホテルに向かい旅装を解き繁華街に出る。洒落た店が多くて驚く。       
平和通りは電飾で飾られ、クリスマス模様。
もうすぐ冬だ。



待望の広島旅行である。(何故広島かという事は、10月中旬ごろからのブログを参照されたし。)
11月18日(金)、眠〜い目をこすりながら朝7時発の『のぞみ』博多行きに乗り込んだかみさんと僕は、一路広島を目指す。   まずは腹ごしらえ。煙草を辞めてからご飯が美味い。大変結構な事だが、腹の出具合だけが心配だ。
しかし!朝にしてはボリュームたっぷりの駅弁を購入。車内にて発車を待たずに食す。美味い。

11時過ぎに広島駅に到着。早速、広島出身の友人に勧められていた、駅ビル2Fにあるお好み焼き屋『麗ちゃん』へGO!有名店ということで、 すでに昼からサラリーマンや観光客がずら〜りと並んでいる。 このフロアーでは他にも何店かお好み焼き屋が暖簾を並べていたが、『麗ちゃん』が一番の賑わいである。
10分ほど待たされて、隣のお客さんとの幅、数センチの狭〜い席に押し込まれる。
焼きそば入りのスペシャルミックスと牡蠣入りお好み焼きを注文。腕を伸ばさず箸を駆使して食す。噂に違わず美味。
出足好調でグルメ旅の予感。

The 群れ飛ぶカモメ

世界遺産!

鹿と男と厳島神社

七五三?

その名も紅葉谷公園

瀬戸内。憧れてた風景

鬼が棲んでいるはず

薄暮が大鳥居を包む

でか〜〜!

ありがたや
平成永世まんだら紀行top